今は、カニ漁で一攫千金。

「借金のカタにマグロ漁船に乗せられた」「大金を稼ぎたいのでマグロ漁船に乗った」という都市伝説は、完全に過去のものになっている。

 

というのも、かつては半年から1年、マグロ漁船に乗って漁に出れば、一千万円近くの金を手にすることができたらしいが、今ではベテランの漁師でも月収にして30万円から40万円だという。

 

平均的なサラリーマンの収入と同じくらいとあっては、とても一攫千金を狙える仕事とはいえない。

 

そもそもマグロ漁船自体が減っていて、それに加えて外国人労働者が増えているというのだから。

 

そこでカニ漁の登場。

 

アラスカ沖のベーリング海を漁場とするタラバガニ、ズワイガニ漁では、大漁なら2ヶ月で1人の領地で一千万円から一千五百万円の稼ぎになるという。

 

YouTubeで、このカニ漁の壮絶なドキュメンタリー映像を見ることができる。

 

もっとも、これはあくまでも外国でのお話。

 

日本のカニ漁となると、グットスケールが小さくなる。

 

オホーツク海や日本海、北方四島周辺での漁が現実的な話で、漁師として生計を立てている人たちの月収は、マグロ漁の漁師とほぼ同じか少しいいくらいで、サラリーマンと大差はない。

 

というわけで、カニ漁でも一攫千金は難しい!