糖尿病が引き起こす怖い病気。
糖尿病には3大合併症と呼ばれる代表的な病気があります。
正しい治療心がけましょう。
※糖尿病性網膜症。
目の網膜の毛細血管に障害が起こり、視力が弱まる病気です。
日本では中途失明患者の原因の第1位となっています。
※糖尿病性腎症。
腎臓でろ過機能を担う糸球体の働きが低下し、タンパク質が尿に多量に放出されるようになる病気です。
最初は無症状ですが、病気が進行すると、むくみや腹水、食欲不振などが現れるようになります。
重症になると、頻繁に通院して人工透析等を行う必要があるため、日常生活に大きな支障を及ぼしてしまいます。
※糖尿病性神経障害。
全身の末梢神経や、心臓や血圧などを調整する自律神経などに障害が生じる病気です。
合併症の中では比較的初期のうちからみられます。
末梢神経障害が出ると、手足のしびれが出たり、痛みに鈍くなったりするなどの症状が現れ、自律神経に障害が出ると、下痢や便秘、立ちくらみ、勃起不全などが現れるようになります。